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Amaducci, S.*; 原田 秀郎; 木村 敦; 他118名*
European Physical Journal A, 55(7), p.120_1 - 120_19, 2019/07
被引用回数:22 パーセンタイル:90.38(Physics, Nuclear)n_TOF施設にて、熱から170keVの中性子エネルギー領域において、U(n, f)断面積を測定した。Li(n, t)およびB(n, )標準断面積に対する相対測定により、1.5%という系統的不確かさで測定値を得た。本測定には、6層からなるサンプルと6台のSi検出器を用いた。918keVエネルギー領域において、本測定結果は、最近の評価済み核データであるENDF/B-VIII.0およびJEFF3.3の評価値が、約5%過大評価であることを示した。高分解能測定の結果、keV領域で、共鳴構造を観測した。本測定より、7.811eVのエネルギー範囲の断面積の積分値について、249.71.4(統計的不確かさ)0.94(系統的不確かさ)beVという結果を得た。この結果は、最近確立された標準値247.53beVを支持するものである。
福島 昌宏; 北村 康則*; 横山 賢治; 岩本 修; 長家 康展; Leal, L. C.*
Proceedings of International Conference on the Physics of Reactors; Unifying Theory and Experiments in the 21st Century (PHYSOR 2016) (USB Flash Drive), p.605 - 619, 2016/05
本研究は、CIELOプロジェクトにおいて再評価されたUの核データの積分評価に関するものである。Uの捕獲断面積に感度を有するFCA XXVII-1炉心のナトリウムボイド反応度実験データ及び系統的なスペクトル場におけるFCA IX炉心の臨界性データを活用して積分評価を実施した。本積分評価により、Uの共鳴パラメータに関する今回の再評価が妥当であることを示した。一方で、共鳴領域より高いエネルギーでのU捕獲断面積に関しては更なる検討の必要性を示した。
河野 俊彦*; 柴田 恵一
JAERI-Research 2003-001, 36 Pages, 2003/02
,,の分離共鳴パラメータの共分散を評価した。主要アクチニド核種では非常に多くの分離共鳴が観測されているが、原子炉計算では、分離共鳴そのものの誤差よりも、平均断面積の誤差の方が重要である。分離共鳴パラメータの共分散を推定する簡便な手法を開発した。本手法は、平均断面積の誤差に基づいて分離共鳴パラメータの共分散行列を求めるものである。この方法を用いて、JENDL-3.2に格納されている重要なアクチニド核種の分離共鳴パラメータの共分散を求め、その結果をJENDL-3.2共分散ファイルに収納した。
Konobeyev, A. Y.; 深堀 智生; 岩本 修
JAERI-Research 2002-028, 69 Pages, 2002/12
中間エネルギーにおけるウラン同位体UとUの核データ評価の基本的な内容を述べる。チャンネル結合光学モデルを使用し全断面積,反応断面積,散乱断面積の角度分布及び透過係数を求めた。励起原子核からの中性子と荷電粒子放出を直接、前平衡,蒸発モデルを用いて求めた。評価した中性子データは20MeV以下のデータのJENDL-3.3と合わせることにより、10eVから25MeVまでの全エネルギー領域でのデータセットが得られた。陽子データの評価は1から250MeVまで行った。
河野 俊彦*; 柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(8), p.807 - 815, 2002/08
被引用回数:6 パーセンタイル:39.54(Nuclear Science & Technology)分離共鳴パラメータの共分散を推定する簡易的手法を開発した。主要アクチニド核種では多数の分離共鳴が存在するが、炉物理計算においては共鳴パラメータそれ自身より、それから計算される平均断面積の誤差が重要となる。今回開発した手法では、誤差伝播則により、適切な平均断面積誤差を与えるような分離共鳴パラメータの共分散行列を導出する。この手法を用いて、JENDL-3.2に収納されている,,のReich-Moore型共鳴パラメータの共分散を算出した。
河野 俊彦*; Carlson, A. D.*; 松延 廣幸*; 中川 庸雄; 柴田 恵一; Talou, P.*; Young, P. G.*; Chadwick, M. B.*
JAERI-Research 2001-058, 28 Pages, 2002/01
JENDL-3.3とENDF/B-VIのU核分裂断面積の比較を、微分データと積分データの両方に対して行う。核分裂断面積と核分裂比のデータを、実験データと詳細に比較する。また、スペクトル平均断面積を計算し、実験値と比較する。用いたスペクトルは、U即発核分裂中性子スペクトル,Cf自発核分裂中性子スペクトル,Be(d,xn)反応中性子スペクトルである。U核分裂スペクトルによる平均断面積では、ENDF/B-VIの評価値が実験データを再現する。一方、Cf自発核分裂とBe(d,xn)反応の中性子スペクトルでは、JENDL-3.3の方がENDF/B-VIよりも良好な結果を与える。
岡嶋 成晃; 桜井 健; 向山 武彦
JAERI-Conf 97-005, 00(00), p.71 - 76, 1997/00
実効遅発中性子割合()の予測精度向上を目的とした国際ベンチマーク実験が実施されている。この実験は、MASURCA(フランスCEA-Cadarache)でのベンチマーク実験とFCA(日本 原研-東海)でのベンチマーク実験から成る。1993~1994年に実施されたMASURCAでの実験では、6ヵ国が参加して、組成の異なる2つの炉心でそれぞれの手法で測定を行った。FCAでの実験では、MASURCAでのベンチマーク実験を補完することを目的として、組成の異なる3つの炉心が選定された。FCAでの実験は1995年に開始し、現在も実施中である。一連の実験は、OECD/NEA/NSCでの核データ評価国際協力ワーキングパーティー(WPEC)の課題として受け入れられている。
岡嶋 成晃
核データニュース(インターネット), (56), p.190 - 193, 1997/00
JENDL-3.2の遅発中性子スペクトルデータに誤りがあった。本来のSaphierの値を用いると、実効遅発中性子割合が、-1~+3%変わることがわかった。
Z.Pintai*; 高野 秀機
JAERI-Research 96-010, 72 Pages, 1996/03
JENDL-3.2は、JENDL-3.1より高速炉核計算への適用性が良く、それらの主な特徴は次のようである。(1)JENDL-3.2におけるPu-239の核分裂スペクトル、U-238の非弾性散乱断面積の再評価により、Pu炉心の実効増倍率が改善されている。(2)JENDL-3.2による大型ウラン炉心ZPR-6-6Aの実効増倍係数は実験値との一致がよい。これは、JENDL-3.2のU-235共鳴捕獲積分値が、JENDL-3.1より14%小さく評価されたためである。(3)ENDF/B-VIとJENDL-3.2のU-238非弾性散乱断面積の相違は、実効増倍計数に平均して1.4%の大きな影響を及ぼした。これは、両者で分離レベルと連続レベルの評価は極めて大きな相違があるためである。
H.H.Saleh*; T.A.Parish*; W.H.Miller*; 大井川 宏之; S.Raman*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 103, p.393 - 400, 1995/00
被引用回数:2 パーセンタイル:32.12(Instruments & Instrumentation)高速中性子スペクトル場におけるU、Np、Amの核分裂中性子数()を求めるために実験を行った。中性子源としてはミズーリ大学研究炉(MURR)の144keVフィルタービームを用い、試料からの核分裂中性子は3本の陽子反跳検出器を用いて計数した。検出器はCf中性子源を用いて校正した。さらに、固体飛跡検出器(SSNTD)を用いて核分裂反応率の絶対測定を行い、核分裂1回当りの放出中性子数を求めた。U、Np、Amそれぞれの測定値は2.540.06、3.130.12、4.000.35となった。Uの測定値は以前に行われた測定値と良く一致しており、本測定手法が妥当であることを示している。
菊池 康之; 高野 秀機; 中川 庸雄
Transactions of the American Nuclear Society, 73, p.424 - 425, 1995/00
1994年6月に公開したJENDL-3.2は、JENDL-3.1のベンチマーク・テストの結果をフィードバックして大幅に改良された。その主な改良点は、重要なアクチニド核種の共鳴パラメータ、U-235の捕獲断面積、U-233とU-238の非弾性散乱断面積、重要核種の核分裂スペクトル、構造材核種の弾性及び非弾性散乱断面積、ガンマー線のスペクトル等である。これらの改良に伴い、熱中性子炉、高速炉、しゃへい及び核融合ブランケット等についてのベンチマーク計算を実施した。その結果、JENDL-3.1で明らかにされた問題の殆んどがJENDL-3.2では改善された。これらJENDL-3.2における、核データの再評価とベンチマーク・テストの結果を発表する。
中島 健; 赤井 昌紀; 山本 俊弘; 橋本 政男; 須崎 武則
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(11), p.1160 - 1170, 1994/11
被引用回数:7 パーセンタイル:56.56(Nuclear Science & Technology)U-235核分裂率に対するU-238捕獲反応率比(C8/F5)を4種類の稠密格子炉心1.42S,1.00S,0.75S及び0.56Sにおいて測定した。炉心は中央部に稠密格子のテスト領域を有し、周りを通常の格子のドライバ領域が囲んでいる。テスト領域の減速材対燃料体積比はそれぞれ1.420,1.000,0.750,0.564である。測定はウラン金属泊をテスト領域中心にある燃料棒内に設置して行われた。また、1.42S炉心と0.56S炉心では、C8とF5の燃料棒内半径方向の相対反応率分布の測定も行った。測定値に対する計算を連続エネルギーモンテカルロコードVIMとJENDL-2ライブラリ及びSRACコードシステムとJENDL-2,JENDL-3ライブラリにより行った。C8/F5の計算値は実験値を過大評価しており、その差は稠密になるとともに大きくなっている。反応率とその分布の計算値を実験値と比較した結果、ウラン238の共鳴捕獲断面積が過大評価されている可能性が示された。
五十嵐 信一; 菊池 康之; 中川 庸雄
日本原子力学会誌, 20(1), p.30 - 36, 1978/01
被引用回数:0我が国独自の評価ずみ核データライブラリー(JENDL)の第1版JENDL-1の公開に伴い、その利用の便を図ることも兼ねてJENDL-1の概要を記した。これは日本原子学会からの依頼により、同学会誌の資料欄に寄稿する。JENDL-1の内容は表にまとめ、核データの評価とJENDL-1編集の過程はNa,Fe,U-235,U-238,Pu-239を例にとって説明した。核データの評価に現れる諸問題にも触れたが、利用者の利用経験をJENDL-2以降に反映させる重量さも述べた。積分実験によるベンチマークテストがJENDL-1の信頼性を示し、十分使用可能であることを説いた。
関 泰; D.W.Muir*; 前川 洋
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(9), p.680 - 681, 1977/09
被引用回数:10黒鉛反射体付リチウム球体系において、体系を構成する元素の断面積の変化に対するU-235とU-238の核分裂率の変化を計算した。U-235の核分裂率はリチウム領域中においてはLi-6の断面積に最も強く依存し、黒鉛反射体中においてはC-12の断面積に強く依存することが判った。他方U-238の核分裂率はリチウムや黒鉛の断面積に対するよりも、ステンレス鋼構造材を構成する元素の断面積に対してより高い感度を有することがわかった。実験値との比較から、ENDF/B-IVに収納されたC-12の核データ、特にその2次中性子に関する核データの再評価が提案された。
城谷 孝
Journal of Nuclear Science and Technology, 12(7), p.442 - 449, 1975/07
被引用回数:1肺に沈着したPu-とU-の定量測定を目的とした新しい型の肺モニタの設計、製作および較正を行った。この検出器は、直径9.5吋厚さ0.5吋のNaI(Tl)結晶に7本の光電子増倍管を取付けたもので、通常の肺モニタとしての使用の他に、肺内における核種の分布の概略も知ることが出来るように、イメージ検出器としても使用可能なものである。本論文では、検出器の構成、基本較正および個人の実行軟組織厚の関数として与えられる最小検出限界について述べた。
高野 秀機; 長谷川 明; 桂木 学
第1回トピカルミーティング報文集; 高速炉物理, p.68 - 76, 1973/00
最近の核データの不確かさが積分データに及ぼす影響がU-238,U-235,Pu-239の3つの主要核種について考察され、その効果は極めて大きいことが確かめられた。又U-238,U-235,Pu-239の分裂と捕獲断面積を1.0keVから10.5MeVまで一様に変動させて各断面積の積分データに及ぼす効果が詳しく調べられ、それらの結果を考慮して、JAERI-Fast Setの群定数修正の第1段階として主要3核種の断面積の修正を最小自乗法を用いて行った。その結果実効増倍率の濃縮比に対する勾配を解消し、一応核データの不確かさ内で妥当と思われる値を見い出すことができた。
福島 弘之; 中島 篤之助
分光研究, 19(1), p.38 - 42, 1970/00
ウラン同位体の存在比を光学スペク卜ルによって測定する方法については,多くの研究がすでに行なわれている。しかし測定精度がまだ質量分析法のそれには及ばないために実用化するために,なお多くの努力を必要とするものと考えられる。質量分析法と比べた時の発光分光分析法の利点は迅速性にある。